佐野大助　五彩牧童図丸

佐野大助作　　

山の端に昇る月と渡りゆく雁の群れを背景に牛の背で笛を吹く牧童
叙情に溢れた絵付けは、まさに大助の最高傑作です

使い込みの味も格別
単口（ひとえぐち）のため用土もタップリ入るなど
実用上の機能性にも優れている

まったくの無傷



大助の筆力、写実力のずごさを感じます
丹念な描き込みは全盛時代の大助作品であることを物語っています

これほどの描写力を見せている大助作品にはめったに出会えないでしょう
惚れ惚れとします



別角度より



山の端に昇る夕月



足裏のようす